​花吐き少年と、虚ろ竜

 水底、そこは常闇が支配し地球がわずかな光を与える闇の世界。そんな世界で暮らす少年ヴィーヴォは、星になった魂を灯花と呼ばれる花に変え、次の生命へと転生させることができる花吐きだ。

 そんな彼は、水底の上層世界である中ツ空から落ちてきた卵を拾い、そこから生まれた虚ろ竜の娘ヴェーロと恋に落ちる。

​ これは、地球から遠く離れた世界で綴られる人と竜との異類婚姻譚。