​花吐き少年と、虚ろ竜

竜の名

Tio estas, de knabo kaj kava drako kraĉ floro filino de la historio de amo.

 体を壁に叩きつけられる。ヴィーヴォは呻うめき声をあげながら、床に倒れ込んだ。
 それでも手に持つナイフを握りしめ、ヴィーヴォは前方に佇む男を睨みつける。視界に映るポーテンコは、荒い息を吐きながらも長剣の切っ先をヴィーヴォに向けてくる。
「これで何度目かな……。お前に殺されかけたのは……」
 髪をかきあげながら、ポーテンコはしゃがみ込みヴィーヴォの顔を覗き込んできた。ヴィーヴォは苦笑する兄を見すえ、言葉を続けていた。
「兄さんが……僕の竜を盗ろうとするからだ……」
「盗るんじゃない……。必要だから、名を明かせと言っているだけだろう?」
「でも、そうやって彼女を名で縛るつもりなんでしょ……。僕に、そうしていたみたいに……」
 兄の言葉にヴィーヴォは嗤っていた。
 母から引き離され、聖都に連れてこられた自分を兄は名で縛しばり操っていた。
 教会に歯向かう者たちを処罰するために嫌がる自分を名前で操あやつり、人々を殺めさせたことすらある。
 それが花吐きとして生まれた自分の運命だと分かっていても、幼いヴィーヴォは受け入れることができなかった。
 空から降ってきたヴェーロの卵は、自分どれだけ救ってくれただろうか。
 そんな自分の心の支えであった彼女ですら、兄は教会の命令というだけで奪おうとした。
 そのせいで、ヴェーロは――
「彼女が聖都を襲ったときも、お前はそうやって竜の名を明かすことを拒んだな。拷問にも口を割らず、舌を噛んで自害すらしようとした……」
 ため息をつき、ポーテンコはぼやく。ヴィーヴォは起き上がり、胸に手を充てていた。
 ポーテンコの言葉に、胸の焼印が痛む。胸元を握りしめ、ヴィーヴォは静かに眼を伏せた。
 ヴィーヴォの脳裏に、ヴェーロの姿が過る。
 ヴェーロの名を他人に教えることはできない。それは、彼女が自由を奪われることと同義だからだ。
 聖都はきっと彼女を利用しようとする。それだけは、何としても避けなければならい。
 たとえ自分が、死んだとしても――
「なぜそこまで彼女にこだわる、ヴィーヴォ? 彼女は聖都で殺戮の限りをつくした、危険な存在だぞ? お前も彼女の暴走に巻き込まれて、死にそうだったじゃないか」
 ポーテンコが問う。彼は困惑した様子でヴィーヴォを眺めるばかりだ。
 彼の言葉にヴィーヴォは苦笑する。
「何を笑う?」
「あなたは本当に僕の気持ちが分からない人だね、兄さん」
 ポーテンコは不愉快そうに眉を歪めてきた。それがおかしくてヴィーヴォは思わず笑い声を発してしまう。
 笑いながら、ヴィーヴォは涙を流していた。
 あのときの光景は、今でも目に焼きついている。
 炎に包まれた聖都と、その聖都を破壊する巨大な竜の姿をとったヴェーロのことを――
 ポーテンコが自分から彼女を引き離そうとしたとき、ヴィーヴォは必死になって抵抗した。
 ヴィーヴォが彼女の名前を叫んだ瞬間に、それは起こったのだ。
 ヴェーロはヴィーヴォの眼の前で巨大化し、聖都を襲った。
 自分を守るために、彼女は聖都で破壊の限りをつくした。
「僕が竜にこだわる理由……。そんなの一つに決まってる……」
 唇を噛みしめ、ヴィーヴォはポーテンコを睨みつける。
 ヴェーロは自分のために聖都を破壊し、人を殺めた。そんな彼女を、見捨てられるはずがない。
「僕が彼女を愛してるからだっ!」
 ヴィーヴォは凛とした声で自分の意思を告げる。瞬間、周囲が激しくゆれ轟音とともに建物の屋根が崩れてきた。
「何だっ!?」
 ポーテンコの叫び声が聞こえる。
 暗かった部屋に光が差し込む。そこから見える眩い星々に、ヴィーヴォは眼を奪われていた。
 あのとき見た星空と一緒だ。
 聖都にいた自分は、灯花の咲く霊廟に閉じ込められていた。そこにヴェーロの卵が落ちて来たのだ。
 美しい星空にヴィーヴォは心奪われ、落ちて来た卵のあたたかさにヴィーヴォは驚いた。
 生まれて初めて、ヴィーヴォは世界の美しさに触れた気がした。あたたかな卵に、愛しさを覚えた。
 そして、卵だった彼女はずっと自分の側にいてくれる。
 空に向かいヴィーヴォは微笑んでいた。
「ヴェーロ、迎えに来てくれたんだね……」
 嬉しくて、小さな声で彼女の名前を呼んでしまう。
 煌めく星空を背景に、彼女が飛んでいる。ヴィーヴォの言葉にヴェーロはそっと眼を細めてみせた。

 

 

 りぃん、りぃんと灯花の音がヴェーロの耳朶に聞こえる。その音は、集落の外れにある家にヴィーヴォがいることを教えてくれた。
 家の入り口が小さいので、とりあえず屋根を壊して中に入ってみる。するとそこには傷を負って座り込むヴィーヴォと、そんなヴィーヴォを睨みつけるポーテンコがいるではないか。
 ポーテンコとヴィーヴォが自分を見あげてくる。
 ヴィーヴォが自分に微笑みかけてくれて安堵する。傷だらけだけど、彼は無事みたいだ。
 ヴェーロは家の床に着地する。ポーテンコが自分を睨みつけ、剣を構えてくる。
 ヴィーヴォを傷つけたのは、彼に違いない。ヴェーロは容赦することなく、彼を尻尾で薙ぎ払っていた。
「ぐわっ!」
「兄さんっ!」
 ポーテンコは悲鳴をあげ、壁に叩きつけられる。ヴィーヴォは立ちあがり、そんなポーテンコに駆け寄ろうとした。
 そんな彼の前にヴェーロは立ち塞ふがる。実の兄とはいえポーテンコはヴィーヴォを傷つけた。そんな人間の側に、ヴィーヴォを近づけるわけにはいかない。
「竜っ!」
 驚くヴィーヴォをヴェーロは翼を広げて睨みつけてみせた。唖然と自分を見つめるヴィーヴォに、優しく鼻を摺り寄せ喉を鳴らす。
「ごめん……。僕のこと、心配してくれただけなんだよね。それなのに、怒鳴ったりして本当にごめん……」
 眼を伏せ、ヴィーヴォは自分の頭を抱きしめてくれる。ヴィーヴォの手があたたかくて、ヴェーロはうっとりと眼を細めていた。
「竜、なんで喋らないの? それに……そう、卵っ! 卵は? 僕なんてどうでもいいっ! あっためないと、あの子がっ!」
 ヴィーヴォが大声を張りあげる。ヴェーロは口の中に入れた卵を吐き出していた。
 びしゃりと自分の涎がヴィーヴォにかかる。ヴィーヴォは顔を顰めながらも、吐き出された卵を両手で受けとめた。
「あの、ある意味名案だとは思うんだけど、これはさすがに……」
「きゅんっ!」
 ヴィーヴォが文句を言ってくるが、そんなものを聞いている暇はない。ヴェーロは鋭く鳴き、ヴィーヴォに背中を向けてみせた。翼を動かし、背に乗ることをヴィーヴォに急かしてみせる。
「そうだねっ! 逃げなきゃ、君が大変なことになるっ!」
 ヴィーヴォが背に跳び乗る。彼が乗った重みを確認し、ヴェーロは大きく翼をはためかせていた。
「まて、ヴィーヴォっ!」
 そんなヴェーロたちに怒声を張り上げる者がいる。ヴェーロがそちらへと顔を向けると、ポーテンコが自分たちを睨みつけていた。
「その竜は、お前に破滅しかもたらさないぞっ?」
 彼の言葉に、ヴェーロは大きく眼を見開いていた。
 自分がヴィーヴォを破滅させるとは、どういうことだろう。
「だったら、彼女と一緒に破滅してやるっ! 僕は、彼女と離れる気はないっ!」
 一瞬の逡巡は、ヴィーヴォの鋭い言葉によって遮られる。
「ヴェーロ、行こう……。ずっと一緒だよ……」
 彼が優しく囁いてくれる。その言葉を受け、ヴェーロは力強く翼をはためかせた。
 そうだ、彼とはずっと一緒だ。
 自分がヴィーヴォを破滅させることなど絶対にない。ヴェーロは、ヴィーヴォの泣き顔がこの世で一番嫌いなのだから。
 空に向かって咆哮を発し、床を蹴って飛び立ってみせる。
 りぃんと音が鳴って、ヴェーロはそちらへと顔を向けていた。自分が壊した家の中に寝台が置かれ、少女が横たわっている。その少女の体の上に一輪の灯花が置かれてることに気がつき、ヴェーロは眼を見開いていた。
 青薔薇の灯花は、美しい光を放ちながらヴェーロたちのもとへと舞ってくる。輪舞を踊る灯花を、ヴィーヴォは優しく手に取った。
「君がいるべき場所はここじゃない……。おじいさんのところに帰ってあげて……」
 灯花に優しく語りかけ、ヴィーヴォは花の花弁に唇を落とす。ヴィーヴォが花から手を放すと、花は美しい音を奏でながら地上へと降りて行った。
 蒼く輝くその花を、家から出てきた老人がじっと見あげている。老人はヴェーロたちを見あげ、優しい微笑みを顔に浮かべた。
「あの人の家族を、僕が花にしたんだ。だから、あの人たちは敵じゃない。良い人間だよヴェーロ」
「きゅんっ!」
 ヴィーヴォが耳元で囁く。ヴェーロはそんなヴィーヴォに元気よく鳴いていた。
 あの笑顔を見れば、彼らがヴィーヴォの敵でないことは分かる。人間が嫌いだが、ヴィーヴォを慕う人たちは別だ。
 彼らはヴィーヴォにとても優しいから――
 ヴェーロは前を向く。
 上昇する風を翼でつかみ、ぐんぐんと高度をあげていく。ヴェーロの眼に煌めく星空と、その向こう側で泳ぐ虚ろ竜たちの陰影が映りこむ。
 ヴィーヴォの楽しそうな笑い声が背中から聞こえる。その声に呼応するように、星が銀の尾を伴いながら地上へと落ちていく。
 綺麗だと、ヴェーロは思った。世界は綺麗だと。
 ヴェーロはこの世界が好きだ。ヴィーヴォが命を巡めぐらせるこの世界が。
 ヴィーヴォが命を紡つむぐこの水底が。
 瞬間、けたたましい花の音が地上から聞こえてきてヴェーロは我に返った。
「ヴェーロっ! 追手が来るっ!」
 ヴィーヴォが叫ぶ。
 後方へと振り向くと、黒翅を生やした奇妙なモノが、ヴェーロたちを追いかけてくるではないか。
 それは捻じれた手足を持つ木製の人形だった。
 人形たちは両手を前に翳し、光球を放ってくる。光球は光りの尾を伴い、ヴェーロたちに迫ってきた。
 ヴェーロは大きく息を吸い込み、煙とともに火球を吐き出す。
 火球は分裂し、自分たちに襲いかかる光球とぶつかり合う。激しい爆音が響き渡り、両者は霧散する。煙が舞いあがる後方から、新たな光球がやってくる。
 ヴェーロは後方へと体を捻ひねり、火球を発した。竜の放った火球と光球がぶつかった瞬間、怒号があたりに響き渡った。
「ヴィーヴォっ! 待てっ!」
 ヴェーロの前方には、黒翅を持つ木鹿が浮いている。その背に乗るポーテンコは、鋭い眼差しを竜たちに送っていた。
「お前っ! 自分が何をしているのか分かっているのか?」
「あなたから逃げているだけだけど?」
 彼の大声にヴィーヴォは冷静な声を送る。ポーテンコは唇を噛みしめ、ヴェーロたちを睨みつけてきた。
「うん、馬鹿らしい。何もあなたに怯えることなんてなかったよ……。竜を殺されるなら、その前に殺しちゃえばいいんだよね……」
 ヴィーヴォが笑い声をあげる。それは哄笑へと変わり、暗い夜空に響き渡っていく。そんなヴィーヴォの笑い声が恐くなって、ヴェーロは小さく体を震わせていた。
「ヴェーロ、卵をお願い……」
 ヴィーヴォが耳元で囁く。彼が鬣を引っ張っている。どうやら鬣に卵を括りつけているらしいことがわかり、ヴェーロは体を動かさないよう心がけた。
「何を言っているっ……?」
「兄さんっ! 僕たちのために、ここで死んで!」
「なっ?」
 弾んだヴィーヴォの声に、ポーテンコが顔を歪める。瞬間、背中に軽い衝撃が走った。
 ヴィーヴォが背中を蹴り、そこから跳び下りたのだ。
 美しいヴィーヴォの歌声が周囲に響き渡る。夜空で瞬いていた星々が彼の周囲に集い、彼の眼へと吸い込まれていった。ヴィーヴォの体が光にゆらぎ、彼の体は宙で留まる。
 彼が息を吐くと、そこから灯花が生まれる。灯花たちは長い蔓となって、ポーテンコへと襲いかかっていった。
「なっ!?」
 木鹿を操作し、ポーテンコは蔓を躱す。
「兄さん、僕が聖都の霊廟に閉じ込められていた理由忘れちゃった? 花たちが、泣き叫ぶ僕を守るために暴走して聖都を壊しまくったからだよねっ?」
 驚愕するポーテンコに、ヴィーヴォはにこやかな笑みを浮かべてみせる。彼は僧衣の懐に手を入れ、銀色に光るものを取り出した。
 ヴィーヴォの手にあるそれは、ヴェーロの鱗だ。彼は鱗に息を吹きかける。
 鱗は宙へと舞って、ポーテンコへと近づいていく。それらは組み合わさり、小さな竜の形をとってポーテンコへと飛びかかっていく。
 ヴィーヴォの人形術だ。
 黒の一族に代々伝わるその術は、物質に自身の生命力を注ぎ込むことにより思いのままに動かすことができる術だという。聖都では、巨大な虚ろ竜の遺骸ですらこの術を応用して乗り物として利用されていた。
 ポーテンコの人形もこの術によって動いている。
 ポーテンコが手を翳す。彼の周囲に漂っていた人形たちが、小さな竜へと向かって行く。
 竜たちの口から火球が放たれる。それに対抗するため、人形たちは光球を放った。火球と光球はぶつかり合い、いくつもの爆発が夜空で巻き起こる。
 ポーテンコを襲った蔓がヴィーヴォのもとへと舞い戻り、巨大な樹の幹となって彼に足場を提供した。
「自分の身を守るためにあなたに教わった人形術……。まさか、あなたを殺すために役立つとは思わなかったよっ!」 
 ヴィーヴォの足場となった幹がポーテンコに伸びていく。ヴィーヴォは幹の上を駆けあがり、腰に吊るしていたナイフを抜き放った。彼は短く跳躍してポーテンコの乗る木鹿へとナイフを振りかざす。ポーテンコは抜き放った直刀でそれを受け止めた。
「お前、本気で俺を……」
「うん、殺すよ。彼女のためだもん。彼女のためだったら、僕はあなただって殺せる……」
 ナイフを逆手に持ち、ヴィーヴォは幹の上へと着地する。真摯な表情を浮かべるヴィーヴォを見て、ポーテンコは言葉を失った。
 ヴィーヴォの表情に、ヴェーロは寒気を覚えてしまう。
 こんなヴィーヴォを自分は知らない。
 彼はいつも人間に虐められて、それでも笑顔を絶やさない優しい人のはずだ。
「僕のために竜はたくさん人を殺した……。だから今度は、僕がそうする番だっ!」
「ヴィーヴォ!」
 体を捻らせ、ヴィーヴォはポーテンコへと跳ぶ。ポーテンコはヴィーヴォの繰り出す斬撃を剣でいなしていく。ヴィーヴォは後方へと飛び、懐から取り出した竜の鱗をポーテンコめがけて吹く。鱗はポーテンコ迫り、彼の肌を切り裂く。
「くっ!」
「凄いでしょっ。彼女の鱗の切れ味は天下一品なんだ。あなたなんてすぐ、切り刻んでくれるよ……」
 ヴェーロの鱗を指で摘み、ヴィーヴォはそれに愛しげに唇を寄せていた。妖しげに煌めく彼の眼差しから、眼が逸らせない。
「きゅんっ!」
 こんなのヴィーヴォじゃない。そう思った瞬間、ヴェーロは鳴き声を放っていた。ヴィーヴォが驚いた様子で眼を見開き、自分を見あげてくる。
「竜……」
「あぁ……。そちらが、がら空きだったな……」
 ポーテンコが呟く。
 その瞬間、ヴェーロの背中に衝撃が走った。
 不意打ちを食らった。そう理解したときにはすでに遅く、背中には激痛が走っていた。
 喉から悲鳴が迸る。
 ヴェーロの翼は力なくさがり、体は地面に向かって落ちていく。遠ざかる視界に木製の人形たちが映りこんだ。
 どうやら人形たちに、光球をぶつけられたらしい。
「竜っ!」
 ヴィーヴォが呼んでいる。
 彼の元へ行こうとしても翼が動かない。ヴェーロは背中の痛みすらも感じることができなくなっていた。
「死ぬなっ! {Vero}(ヴェーロ)!」
 ヴィーヴォが叫ぶ。
 ――ヴィーヴォが自分の名前を呼んでいる。
 そう理解した瞬間、ヴェーロの体は眩い光を放っていた。

 

 

 

 


 ヴェーロを中心に眩い光が周囲に放たれる。それは爆風を伴い、ヴィーヴォたちを追ってきたポーテンコにも襲いかかった。爆風に巻き込まれ、ポーテンコの人形は吹き飛ばされていく。
 ヴィーヴォも吹き飛ばされ、空中へと投げ出された。
 光りが静まる。
 そこに一人の少女が浮いていた。
 白い裸体に銀翼を纏った彼女は、銀糸の髪を夜空に翻しながらゆったりと眼を開ける。
 彼女の眼は、地球を想わせる蒼をしていた。
 少女の眼が落ちていくヴィーヴォを捉えた。そのヴィーヴォを追うように、卵が谷へと落下していく。彼女は驚いた様子で眼を見開き、ヴィーヴォを追う。
 空に何もいなくなる。
 静かになった夜空には、地球が美しく光り輝いているばかりだった。

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