​硝子ドームの作り方

植物標本とは

{Herbarium}(ハーバリウム)

 英語で植物標本、もしくは植物標本室「館」のこと。ラテン語ではherbāriumと表記される。最近では乾燥させたドライフラワーなどを瓶に入れ、アルコールや防腐剤を入れた植物標本を指す。主にインテリア、贈答用として愛用され、防腐剤として流動パラフィンが利用される。

ハーバリウムの作り方

 ハーバリウムの作り方はいたって簡単です。
 用意するものはドライフラワーもしくは市販のブリザードフラワー。それらを密封できる瓶に詰めて手芸店などで売られている流動パラフィンを入れれば出来上がり。ベビーオイルや液体のりでも代用できるそうです。
 手作りする場合は、瓶などの消毒はよくしましょう。そうでないと制作してから、内側にカビがでてしまうことがあります。
 ドライフラワーも専用のシリカゲルを使用して作ることができます。湿気をとることができないとシリカゲルから取り出して何日かすると腐ってしまいますので、その点に注意してドライフラワーはつくりましょう。
 植物を入れるさいは、表と裏を意識して入れるといいでしょう。中心にメインとなる植物を据え、それを引き立てるように背景になる植物、脇に飾る植物を入れるようにすると見た目も綺麗なハーバリウムが作ることができます。
 試験管など細長い瓶を使用する際はイネ科や蔓化など、葉やすっと茎が伸びた植物を入れると見栄えがいいです。よく通販などでも売られている丸いハーバリウムの瓶などには、薔薇や椿など見栄えのいい円を描くようなお花を入れるとよく似合いますよ。

硝子ドームのハーバリウムの作り方

 通販のハンドメイドなどではよく硝子ドームのハーバリウムが売られていることがあります。小さな硝子のドームに閉じ込められた植物標本。可愛らしいですよね。
 昨今人気になってきたハーバリウムですが、硝子ドームのものは普通のインテリアショップなどではあまり売られていません。
 どうもアクセサリーやキーホルダーとして常に身に着けていることになる硝子ドームは、あまり市販では出回っていないようなのです。
 最近では小さなハーバリウムもガチャで出ているようですが、硝子ドームのハーバリウムは液漏れが悩みの種です。
 瓶のハーバリウムと違って、硝子ドームは接着して蓋をする必要が出てきます。その接着が上手くいかないと中の液が漏れてしまい、数日たつと液が抜けってしまうこともあります。どうもその辺りがネックになって市販の量販店ではあまり売られていないようなのです。
 最近では硝子ドームと蓋の接着にレジンを使用しています。お花と液を入れた硝子ドームの入り口をレジンで塞ぎ、その固まったレジンの上に冠付きの蓋をレジンで接着してできあがり。あとは液漏れがない確認して、無事だったら完成です。
 入れるのはカスミソウなどの比較的小さなお花。また、花びらや小さな植物の実、葉っぱなども硝子ドームの中を鮮やかに彩ってくれます。
 色違いのお花をたくさん入れて見ても見栄えがいいですし、表と裏を決めてメインになる花を中心に背景に花びらや葉を入れてみるのも綺麗です。

野草ドライフラワーの作り方

 ハーバリウムは退色が問題になります。飾っておくと紫外線などの影響で液につけていた花が劣化して、色が褪せていく現象。これが退色です。
 市販のハーバリウムではこの退色を防ぐために着色されたブリザードフラワーが使用されています。ハーバリウムの検定はいくつかありますが、その検定においてもブリザードフラワーや指定のハーバリウムの瓶を使うことを推奨する協会が多いいそうです。
 逆に野草を使ったドライフラワーは、ハンドメイドのハーバリウムでもあまりみかけません。ほとんどは市販のブリザードフラワーを使ったものが多いいように見受けられます。
 ですが、この退色の過程がなんとも美しいんです。色を残したまま花びらが透けて退色するものもあります。色がすっかり落ちてしまっても、白く透明な花には何とも言えない美しさがあります。
 一部が茶色く変色するものもありますが、植物は枯れても美しいもので、これが何とも言えない味わいを醸し出すんです。ネモフィラ科のオオイヌノフグリでこの傾向が少し見られますが、虎杖の花と一緒に硝子ドームに入れてやると、冬枯れた季節にぴったりな作品ができるからとても不思議です。
 逆に、着色をしていなくても色が落ちない花もあります。椿や菊の花は退色しにくく、人に贈るハーバリウムを作るさいにもぴったりな花です。
 野草の花は小ぶりなで目立たないものが多いいですが、逆にその小ささが硝子ドームのハーバリウムを作るさいにはいい方向に働きます。普通の瓶では目立たない花も、小さな硝子ドームの中では思いっきりその魅力を表現することができるのです。
 この野草ですが、ドライフラワーにするとなると少しばかり難しいです。ネコジャラシのようなイネ科の花なら天日に吊るしておいても十分素敵なドライフラワーができますが、日没とともに花を閉じてしまうものは、採取してから1時間以内に処理しないと綺麗なドライフラワーはできあがりません。家に持ち帰る前に花が萎んでしまうのです。
 特にカタバミや露草、タンポポは取ってからすぐにシリカゲルに入れてやらないと花が萎れてしまいます。あらかじめこれらの花が自生している場所を探っておいて、花が欲しいときにまっすぐ取りに行くのが1番良いと思います。
 

ケモノの物書き堂はナマケモノの一次創作ブログです。創作関連の最新情報はこちらまで。

 

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