羊蹄――ギシギシ

 虎杖と同じタデ科であるこの植物は名前が由来が分かっていません。振るとギシギシと音が鳴ることから名前がつけられた。身がぎっしりつまっているからこの名になったなどいろんな説があるそうです。
 漢字だと羊蹄と書き、これは葉の形が羊の蹄に似ていることから来ているそうです。湿った河原の土手や公園などによく生えているギシギシですが、スイバと見間違うことがあります。
 ギシギシの葉が青いのに対して、スイバの葉は赤く、スイバの葉は矢じりのような形をしています。また、ギシギシは外国からさまざまな仲間が帰化しており、日本在来のギシギシとの区別が分かりずらい部分があります。図鑑にもあまり詳しく載っていないので、この辺りの区別がとにかくつきにくい。
 スイバとギシギシの違いですら分かりにくい……。私が採ってきたのは赤くなったギシギシの実なのですが、もしかしたらこの実はスイバの実かもしれません。
 このギシギシの実、去年の6月か7月頃に形が面白くてとってきたものなのですが、花瓶で数日飾っておいたら見事な赤色になりました。初夏の季節は赤い花が少ないので、ギシギシの実の赤には驚いたものです。その後、美しいギシギシの赤い実を夏の河原ではよく見かけました。
 このギシギシの実、ハーバリウムにするとその赤が透けてさらに鮮やかになります。メインの花に添えてもいいし、ギシギシを小さな硝子ドームに入れると個性的な作品ができあがります。ギシギシの実が硝子ドームの中で動く様子はとても遊び心があります。
 ただ、この赤い実の美しい時期は本当に短い間だけらしく、ちょっと色の薄いものをハーバリウムにすると茶色っぽく退色していきます。ギシギシは川原にたくさん生えていますが、赤い実を手に入れるのは中々に大変です。

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