犬蓼――イヌダテ

 香辛料としてタデ酢などに使用されるヤナギタデに似ていますが、葉に辛みがなく食用にならないことからイヌダテとよばれているようです。
 夏から秋の初めにかけて咲くイヌダテはカマンマとも呼ばれ、赤飯に見立てておままごとでも使われてきました。紅葉したイヌダテの葉は、それはそれは見事な蘇芳色に染まります。
 紅色に染まったイヌダテをハーバリウムに入れたらさぞかし美しいでしょう。そう思ってイヌダテのハーバリウムを作ってみましたが、見事に1週間ほどで退色しました。退色したあとのイヌダテは白く、中に入った実が透きとおってみえます。
 ただ、仲間のオオイヌダテの中には白い花をつけるものもあります。イヌダテより大きなタデ科のオオイヌダテはハーバリウムにしても色がもともと白いせいか、種が透きとおって見えるぐらいの変化しかありません。
 また、同じダテ科の植物にオオケダテと呼ばれる帰化植物があります。在来のタデ科よりも大きなオオケダケは東南アジアから江戸時代に園芸用として持ち込まれたものです。山の林などに生えるオオケダケは赤紫色の美しい花と実をつけます。ハーバリウムにしてもオオケダケは退色することはほとんどなくその美しい色を保ち続けます。
 オオケダケの花は硝子ドームのメインにしても可憐で華がありますし、実はメインの花に添えても美しい赤紫でその存在を引き立てます。

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